Shimpei Wakida's Blog

日々の学びをゆるりと.

『Obsidianでつなげる情報管理術』読んだ

Twitterでちょこちょこ『Obsidian』の名前を見かけるようになり、気になっていたのでアプリダウンロードしてみました。

obsidian.md

使おうとしてみるとなかなかに取っ付きづらく、慣れるまでのハードルが若干高そうだったのでKindle Unlimited読み放題対象になっていたこちらの本でサクっと使い方をインプットしてみました。

Obsidianの使い方だけでなく、その前段となるそもそも「メモを取るとはどういうことか?」「従来のメモアプリと何が違うのか?」「Obsidianで解決できること・できないこと」の説明が多い本でした。

印象的だったのは、「Obsidianを使えば『整理不要』になるわけじゃないよ」という話です。

Obsidianの大きな特徴に、「記事同士をリンクできる」「グラフビューで記事同志の繋がりが可視化できる」という機能があります(Obsidianが第二の脳と言われる所以はこのあたりの機能があるからと思われます)。

たとえば、『1番目のメモ』という名前のメモから『2番目のメモ』へのリンクが貼れます。

そして、グラフビューでつながりが可視化できます。

この機能があれば、リンクによる繋がりで探しやすくなるから整理などしなくてもよいのでは?と思ってしまいそうです(実際思った)。

しかし、メモの数が増えてくると適切に整理されていないと、結局探し出せないという従来のメモアプリで抱えていた課題は解決されないみたいです。

あくまでObsidianは、整理するときのフィルターの種類が多かったり、プラグインの機能等で仕分けを自動化できたりする”だけ”という認識でいないといけないんですね。

該当箇所の引用を載せておきます。

Obsidianを使い始めた方が抱くであろう最大の誤解が「整理不要」というイメージ。 「リンク機能が充実しているObsidianでは、ユーザーが何もしなくても勝手につなげるべきノートがサジェストされる。だからそれに従ってリンクをつないでおけばよい。フォルダなんて新たに作る必要は無い」 ノートの数が200や300ならそれでも通用するでしょう。実際僕も、使い始めた頃はそう考えていました。しかしこれこそが大きな落とし穴。
(中略)
リンクのみに頼った整理では、必ず後でしっぺ返しを食らいます。Obsidianは整理不要のアプリではなく、日々増え続ける情報をゆるく分類するためのフィルターの種類が多く、引き出したい情報に応じてそのアプローチを変えることで、必要な情報を最適な表示方法で取り出せるアプリです。

使い始めて2週間ほど経ち、ようやくObsidianを使うこと自体に慣れてきました。今は、読書のメモや日頃のアイデアを溜め込む場所として活用しています。

社内に共有できる内容は基本的に社内Slackのtimesチャンネルにばんばん垂れ流しているので、そもそもあまりメモ帳使うタイプではないのですが、とりあえずはしばらく使ってみようと思います。