Shimpei Wakida's Blog

日々の学びをゆるりと.

『アメリカはなぜ安倍晋三を賞賛したのか』読んだ

政治系の本は初めて読んだかもしれない。

現在の世界を正しく理解するには、政治・経済・社会とその歴史を知る必要があると最近強く感じる。大学生の頃から考えていたが、15年経ち、より深くそう思うようになった。

これまで政治に無関心だったので、興味を持つきっかけになればと手に取った1冊。結果的に、大きく目的達成できた。

安倍晋三元首相の活動や功績(慰安婦問題、靖国神社参拝、憲法改正など)に対する、日本と関係の強い外国の反応を、安倍氏を長年取材してきた記者目線で語る内容。

慰安婦問題、靖国神社参拝、憲法改正の議論の根底には歴史的背景があり、特に第二次世界大戦は現代社会理解に不可欠な知識だと実感した。

政治への興味が目的だったが、結果的に昭和史、特に第二次大戦前後への知的欲求が掻き立てられた。政治を知りたかったのは、歴史の文脈で当時の政権や社会情勢を理解するためだったと気づいた。

最も印象に残った(驚いた)のは、慰安婦問題での外国(特に中国)からの無根拠な批判を読んで、自分の中に怒りが芽生えたこと。 これまで全くと言っていいほど政治に無関心で、「日本人としての誇り」のようなもの特にないと思っていたのに、自分の中の日本人の心が怒っていた。

国内のリベラル派からの同様の批判には怒りを感じなかった。明らかに、「批判者が外国人であること」が怒りの原因だと思う。

歴史をもっと知りたくなり、その中での政治家の活躍についてもさらに学びたくなった。