2022年は、1年間をまとめて振り返るにはあまりにも濃密な1年でした。細かく書くととんでもない文字数になりそうだったので、「成長と絶望」というものすごく抽象的なテーマで、超ざっくり振り返ってみたいと思います。
成長
5月の現職への転職をきっかけに、大きく飛躍した一年でした。
プレイングマネージャーというロールで入社し、最初の2〜3ヶ月はプレイヤーほぼ100%でがっつり開発を行いました。
そこから徐々にスクラムマスターやマネジメント業へシフトし、今では業務内でコードを書くことは少なくなっています。
最近は「開発生産性」や「マネジメント」という抽象的なイシューと向き合う時間が長くなりました。
書籍等で得た知識を現場で試し、新たな経験と学びを得る。インプットとアウトプットを高速で繰り返し、開発生産性やマネジメントに対する解像度が一気に高まった気がします。
年末のQiitaアドベントカレンダーに、会社のテックブログで記事を2本書きました。これが今の自分の集大成ともいえるアウトプットです。
1年前の自分からは到底想像できないくらいのレベルにまで成長できたなと、改めて思います。
絶望
成長と同時に、同じくらいの絶望を味わった1年でもありました。
正しく成長できたことにより、技術・マネジメントともに第一線の方々となんとか会話できるくらいのレベルにはなれた気がします。
少なくとも、普段関わる方々が「レベル高すぎて何を言っているのかさっぱり分からない」ということはなくなりました。
しかし、凄い人たちの凄さ(語彙力)が分かるようになり、トッププレイヤーと自分との差分がより明確に認識できるようになりました。
2022年10月で、エンジニアになって丸3年目。
駆け出し時代は「3年やればラクになるよ!」と色んな所で言われました(今思えば、その人等の言っていた「ラク」の定義もよく分からないですが)。
実際に3年が経過し、確かに給与という意味での市場価値は2倍以上になりました。転職においても、駆け出し時代ほど苦労することはなくなりました。
でも、無力感や絶望感みたいなものは駆け出し時代よりもむしろ増した気がします。
成長した分だけ、周りからの期待値も、自分自身の自分に対する期待値も上がっています。前述したように、トップレベルの人たちとの差分もはっきりと自覚できるようになりました。
体感的には、全然「ラク」になった感じはしません。
そういう意味での「絶望感」ではありますが、成長の副作用だとポジティブに捉えて、この感情とこれからも向き合っていきたいと思います。
終わりに
あまりにも濃い1年間だったので、まとめて振り返るには無理がありました。
もう少し短いスパンで、しっかりと振り返っていくのがよいのだろうなと思いました。半年でもなかなかしんどいので、今後は四半期ペースで振り返りをしていきます。
2023年も、濃密な一年になるよう精進します。