Shimpei Wakida's Blog

日々の学びをゆるりと.

『生き方』読んだ

生き方

生き方

Amazon

「人生・仕事の結果 = 考え方 x 熱意 x 能力」という有名な方程式が出てくる。
それぞれ 0〜100 までレベルがあり、掛け算なので、どれかが優れていてもどれかが0ならパフォーマンスは0。そして一番重要なのは、「考え方」。考え方だけは マイナス方向にも振れる。熱意や能力はどれだけなかったとしても最小は「0」だが、それらを生かし結果へ導く考え方にはマイナス方向も存在する。

熱意・能力ともに高く、考え方がマイナス方向に大きいのは最悪な状態。いわゆるブリリアントジャークはこの状態にあるのかな。

要は、よりよい考え方を身につけて人生充実させていこうねっていうのが本書での一貫したメッセージ。

稲盛氏の経営者としての理念として「人として正しいかどうかで判断する」というものがある。元々普通のサラーリマンが経営者になり、何も分からないなかで頼りにした判断軸が人としての正しさ、ということらしい。

会社経営も人間の営みなのだから、最後は「人として正しいかどうか」で判断するのがいいよね、というシンプルなロジック。そこから外れてしまった結果が、粉飾決算などのニュースとのこと。

哲学的なこと言ってるなーと思ったりもしたけど、直近自分も業務の中で同じような判断軸で動いてた場面がいくつかあった。

初めて採用にがっつり関わるようになり、エージェントの担当者や候補者と直接コミュニケーションを取ることが増えた。

どんなタイミングで、どんなコミュニケーションを取るべきか?の勘所は全くなかったので、何を拠り所にすればいいか分からなかった。そこで頼りにしたのは、「人間同士の気持ち良いコミュニケーションを心がける」だった。

エージェント担当者と人間として良好な関係性を築けたら、それが結果として採用の成功につながるはず。

候補者とのやりとりも、定型な文章ではなく、なるべくいち個人として会話をする。

実際に実践してみて手応えも十分感じるので、間違ってなかったのだと思う。

マネジメントをやっているとピープルマネジメントなんてまさに人間同士の営みなので、「人として正しいか?」の判断軸を大切に今後も生きたいと思う。