同僚に教えていただいて知った。既存のミーティングを見直すきっかけになり、今後のミーティングデザインにおけるロジックを手に入れられて、個人的には大満足の一冊。
以下社内向け学び共有からの抜粋
MTGを仕切り役に起きる、「平均より上」バイアス
- 人間は、MTGにおける自分のリーダーシップスキルを正しく評価できない
- ほとんどの人が「自分は平均より上だ」と答える(理論上あり得ない)
- MTGは、たくさんしゃべった人ほど満足度が高くなる
- ゆえに、MTGを仕切る人は必然的に満足度が高い
アジェンダ神話
- 出席者から見たMTGの満足度と、明確なアジェンダの有無に、相関性はない
- 多くの会議は、日付だけが違うアジェンダ
- 実際、定例はほぼこれになりがちだなあ
- もっとも重要な議題は、メンバーの中にあるもやもやした疑問や不安をはっきりとさせること(インテルCEO・アンディーグローブ)
話し合う順番
- 重要な議題だからといっていつも多く時間が割かれるわけではない。
- 最も時間が割かれる議題は、「最初に話す議題」
- 何をどの順番で話せばいい、という正解はないが、順番によって大きく質が変わることをリーダーは自覚する必要アリ
大きすぎるMTG
- 大きすぎるMTGは間違いなく非効率
- 7人以上のMTGだと、一人増えるごとに効果的な決断力が10%ずつ減少する
- 人間は、人数が多いとサボる
- 8-18-1800ルール
- 問題解決や意思決定は8人まで、ブレストは18人まで、情報共有は1800人までいける(目安)
MTGより嫌うこと
- 人はたいていMTGを嫌っているが、それ以上に「MTGに呼ばれないこと」を嫌う
みんな知ってることを報告する
- 人は、「全員が知っているであろうこと」しか発言しない
- 一部の人にとって初耳のことは説明を求められるので面倒と感じる
- → 人数多いとよくない
ブレストでは意見がでない
- 発言の75%は一部の人に偏っている
- 自由に発言させるより、黙って紙にかかせる方がアイデアの数でも質でも大きく上回る
- ふりかえりで付箋に書いてもらうのは理にかなってる
- TRYもいきなり話し合うんじゃなくてまず付箋に各々のアイデア出してもらうのがいいかも
- ふりかえりで付箋に書いてもらうのは理にかなってる
プレゼンの罠
- Amazonでは、MTGの最初に資料を全員で黙読する時間がある
- 一般的なプレゼン形式だと、資料のきれいさや発表のうまさに気がとられ、肝心の中身を正しく評価できない
- あと、人は会話より読む方が情報処理速度速いので効率的