先日参加した ナレッジワーク代表麻野さん(@asanokoji)によるウェビナー「Management Boot Camp」の中で、参考書籍として紹介されていた一冊。
プロダクト開発の文脈においては「スクラム」や「チームトポロジーズ」などが組織論にあたると思うが、より抽象的なレイヤーにおける「そもそも組織とは?」について書かれていた。
組織形態(機能別組織・事業部制・マトリクス組織 etc...)や、分業の種類(垂直的分業・水平的分業)、標準化(インプット・スループット・アウトプット)など、組織論の超基礎の基礎といった内容が知れた。
直近はプロダクト開発において組織論の理論と実践を数年経験し、エンジニアになる前は食品メーカーの生産工場というまさに分業・標準化が高度に発展した現場で働いていた。
おかげで、本書の内容自体に新しい発見はそこまで多くなかったが、これまでやってきたことの言語化が進んだのと、自分の経験していないパターンの分業や標準化の手法が知れて、過去経験したことの解像度がさらに高まった。
最近はマネジメントや組織に関して学術的・体系的にまとまった本に触れることが多くなった。流行りのベストセラーにはない普遍性があるので、一冊から得られる情報量が多い。
『リーダーシップ構造論』の波頭亮さんや、本書の沼上幹さんはこの分野における権威だと思うので(事実、読んだ本面白かった)、もっとこの辺の本を読んでいきたい。 blog.kiwatchi.com